一日一曲(9) グラナドス:演奏会用アレグロ

 本日は、カタルーニャ出身の作曲家兼ピアニスト、グラナドスさんの作品から「演奏会用アレグロ」を紹介します。
きらびやかで情熱的な第1主題、一抹の寂しさを湛えた第2主題、それらが見事に組み合わせられています。

 グラナドスさんは1916年、アメリカからの演奏旅行の帰国途上、乗っていた船がドイツ軍の潜水艦による魚雷攻撃を受け、船は沈没し、亡くなられました。目撃者によると、グラナドスさんは救命艇に一旦乗ったものの、波間に浮かぶ妻の姿を見て即座に海に飛び込み、そのまま帰らなかったということです。まだ49歳の若さ。もっと長生きしていたらさらに傑作が生まれていたかもしれませんね。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/1187822

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