一日一曲(57) ストラヴィンスキー、イーゴリ:ピアノソナタ
今年(2021年)没後50年(4/6没)を迎えたストラヴィンスキーさんの作品から。
ロシアの作曲家で、20世紀を代表する作曲家、音楽家の一人です。
有名な曲が、それこそ「掃いて捨てるほど」ありますが、超有名な曲を避け、ピアノ作品の中から「ピアノソナタ」を本日は選びました。
両手でユニゾンで奏でられる第1楽章の主題、ちょっとおどろおどろしくて不安な出だしですが、さほど気味悪くもなく進行します。ストラヴィンスキーさんはいわゆる「現代音楽作曲家」ですが、本曲はそんなに違和感なく聴けると思います。
中間部の第2楽章は少しゆったりした曲想。トリルの響きが印象的です。
第3楽章は第1楽章のテーマが再現されます。この2つの楽章は速度も同じに指定(♩ = 112)されています。
初演はストラヴィンスキーさん自身が行ったそうです。NMLには自作自演版もありましたが、今回は息子さんのスリマ・ストラヴィンスキーさんの演奏でどうぞ。
お父様の曲を息子が弾く、いいですねえ。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/240080