一日一曲(71) :スクリャービン:ピアノ・ソナタ第3番嬰ヘ短調より第3楽章(コンクール特集 A-4)

 本日は、第3回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門の優勝者、ソ連出身のピアニスト、グリゴリー・ソコロフさんの演奏をどうぞ。

 コンクールでは、審査員の全員一致で金メダルの授与(優勝)が決定されたそうです。その後、国外で演奏旅行を行なうことが滅多に許されなかったために、「幻のピアニスト」状態になってしまっていましたが、ソ連の崩壊後は国際的に活躍されていらっしゃいます。

 レパートリーは非常に幅広いとのことで、どれを取り上げようかと思いましたが、同郷の作曲家の曲がよろしいかと思いまして、スクリャービンのピアノソナタの中から第3番の第3楽章を挙げておきます。この楽章は、スクリャービンが演奏しながら「ここで星たちが歌う」と言ったという逸話が残っています。スクリャービンの遺した曲の中でも、この幻想的な美しさは白眉だと感じます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/track/878648

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