一日一曲(111)マンツォーニ:質量_エドガー・ヴァレーズ賛(コンクール特集 C-7)
本日は第6回ショパン国際ピアノコンクール優勝者、イタリア出身のピアニスト、マウリツィオ・ポリーニさんの演奏をどうぞ。
ポリーニさんは、世界を代表するピアニストですので、今更紹介する必要はあまりないかもしれません。ショパンコンクール優勝時に審査委員長のアルトゥール・ルービンシュタインさんが「今ここにいる審査員の中で、彼より巧く弾けるものが果たしているであろうか」と賛辞を述べたことはあまりに有名なエピソードです。その後のご活躍は皆様のご存じの通り。
古典から現代曲まで幅広いレパートリーがあります。現代音楽では、特に自国イタリアの作曲家の曲を数多く演奏・紹介されていらっしゃいます。
本日はそんな訳で、イタリアの現代音楽の作曲家、ジャコモ・マンツォーニさんの曲をご紹介します。
個人的には、本曲のような現代音楽はちょっと苦手です。
初めての音楽を聴くときには、私はまず解説等に頼らずにまず聴いて自分なりに「良い」「悪い」「好き」「嫌い」などを判断します。そこで気に入ればそれでよし、聴いてもピンとこない作品は、改めて解説などを参考にしながら聴き直します。解説がないとよくわからない音楽って何なんだろう、と、思う時もありますが、自分の耳が出来ていなかったり、解説を読むことで作曲者の意図が明確に理解できるときがありますので、重宝します。
本曲はピンとこなかった作品で、かつ、解説もないので、いまだによくわからない作品です。好き嫌いで言うと、あまり好きではないですねえ。申し訳ないのですが、あまり「美しい」と思えなかったので。ポリーニさんにこの曲の良さを言葉でも伝えてもらいたいなあ、と思いながら、何度か聴きました。
まあ、「質量」を感じる曲ではあります。題名についても由来が興味津々です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/8990867