一日一曲(114)バツェヴィチ:ピアノソナタ第2番(コンクール特集 C-10)

 本日は第9回ショパン国際ピアノコンクール優勝者、ポーランド出身のピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンさんの演奏をどうぞ。

 ツィメルマンさんは日本にも家を持たれていらっしゃるそうです。東日本大震災の時には東京の自宅にいらっしゃったそうです。その後は毎年のように来日し、被災者支援のコンサートを行っていらっしゃるとのことです。

 ツィメルマンさんはショパンはもちろんのこと、母国ポーランドの作曲家の紹介を精力的に行われています。本日はポーランドの女性作曲家、グラジナ・バツェヴィチさんの作品をどうぞ。
 バツェヴィチさんは当初はヴァイオリニスト兼作曲家として活躍され、徐々に作曲一本に活動範囲を絞られたようです。その経歴の影響から、曲の大半はヴァイオリン曲です。が、本日は珍しい部類に入る、ピアノ曲を挙げておきます。
 
 このピアノソナタ第2番は、ツィメルマンさんが頻繁に演奏会などで採り上げ、国際的な認知や評価を高められたそうです。NMLでもツィメルマンさんのほか、幾人かの演奏家が録音をのこされています。
 3楽章形式ですが、演奏時間の約半分は遅いテンポの第2楽章で占められています。この第2楽章の静寂な佇まいが心に残りました。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/5327130

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