一日一曲(123)メトネル:ピアノソナタ ハ短調「おとぎ話」(コンクール特集 C-18)

 本日は第16回ショパン国際ピアノコンクール優勝者、ロシア出身のピアニスト、ユリアンナ・アヴデーエワさんの演奏をどうぞ。

 アヴデーエワさんは、ショパンコンクールでは1965年のマルタ・アルゲリッチさん以来45年ぶりの女性の優勝者となりました。

 本日は母国ロシアの作曲家、メトネルさんのピアノソナタから1曲どうぞ。
作品25の1のこのソナタは、「おとぎ話」の副題がつけられています。1910~11年、作曲者30~31歳の時に書かれた作品です。
 ゆったりとした第2楽章のメロディがとりわけ美しいです。とあるCDの解説書には、「ラフマニノフの『パガニーニの主題による狂詩曲』の第18変奏を彷彿させる」と書かれてありましたが、ラフマニノフの曲は1934年作。同じロシア人として根底に共通の美的センスがあるのかもしれません。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/4481016

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