一日一曲(136)別宮貞雄:ヴァイオリン協奏曲

 本日は片山杜秀著「鬼子の歌」で採り上げられている日本の作曲家、別宮貞雄さんの曲をご紹介します。

 別宮さんは、東京大学理学部物理学科を卒業され、そこから同大の文学部美学科に入学され卒業されていらっしゃいます。物理学者にして作曲家、という珍しい経歴をお持ちです。

 ヴァイオリン協奏曲は、3つの楽章で構成されていますが、続けて演奏されるようです。全体的に暗めの曲想ですが、現代音楽特有のとっつきにくさはなく、なかなか面白い作品です。特にテンポが速い第3楽章がとてもカッコいい!バルトークとかプロコフィエフなどに共通するような激しさが印象的です。この曲ももっともっと演奏されてもよいように思います。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/2487868

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