一日一曲(144)諸井三郎:ピアノ・ソナタ第2番
本日は片山杜秀著「鬼子の歌」で採り上げられている日本の作曲家、諸井三郎さんの曲をご紹介します。
「鬼子の歌には」あと戸田邦雄さんが採りあげられているのですが、残念ながらNMLには作品がありませんでした。したがって本日がこの特集の最後になります。
本日ご紹介するピアノ・ソナタ第2番、短調系の曲が好きな方なら、ピッタリだと思います。
出だしから大仰な悲壮感が漂っています。第2楽章では何かに追いかけられるような切迫感でぐいぐい聴き手は引き込まれていきます。総まとめの第3楽章はゆったりとした始まりから第1楽章のテーマも再現され、本曲の総まとめという感じ。本曲ももっともっと広く演奏されてもよいように思います。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/1140330