一日一曲(161)シュルホフ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲

 本日は、エリザベート王妃国際音楽コンクールの1967年のヴァイオリン部門優勝者、フィリップ・ヒルシュホルンさんの演奏を。
(1963年優勝者のアレクセイ・ミフリンさんの演奏は、残念ながらNMLにはありませんでした)

 ヒルシュホルンさんは1946年ラトビア生まれのソ連のヴァイオリニストです。1996年に50歳という若さで亡くなられています。

 本日の曲は、ヴァイオリンとチェロの二重奏曲。この組み合わせでの作品はそう多くはありません。一番有名なのは、ラヴェルの作品ではないでしょうか。あとは・・・不勉強なもので、ぱっと思いつく作品が出てきません。

 作曲者のシュルホフさんは、ユダヤ人でチェコの作曲家。ナチスの迫害に遭い、1942年に収容所で亡くなられています。長く忘れ去られていましたが、1990年代より世界的ヴァイオリニスト、ギドン・クレーメルさんが積極的に演奏会で採り上げるなど再評価が進むようになりました。今日の演奏も、クレーメルさん関連ですので、ヒルシュホルンさんもシュルホフさんの再評価に一役買っていることになります。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/6203450

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