一日一曲(165)エルンスト:『魔王』による大奇想曲

 本日は、エリザベート王妃国際音楽コンクールの1989年のヴァイオリン部門優勝者、ヴァディム・レーピンさんの演奏を。

 レーピンさんはシベリア出身のロシアのヴァイオリニストです。エリザベート王妃国際音楽コンクール優勝時は17歳!でした。

 本日の曲の作曲者、エルンストさんはチェコのヴァイオリニスト兼作曲家です。ヴァイオリンの鬼才パガニーニを聴いて大きな影響を受け、ヴァイオリン演奏とヴァイオリンの超絶技巧曲の作曲に生涯を捧げました。
 「『魔王』による大奇想曲」は、中でも難曲中の難曲として知られる曲です。本曲の基になっているのが、シューベルトの歌曲「魔王」。こちらは歌とピアノ伴奏の曲ですが、エルンストさんはそれをすべてヴァイオリン一挺で再現しました。旋律パートと伴奏パートが見事に再現されています!
 レーピンさんの演奏は素晴らしいの一言です。この難曲を鮮やかに、鬼気迫る迫力で弾ききっています。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/7920192

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