一日一曲(191)パガニーニ、ニコロ:「いとしいお母さん」によるおどけた変奏曲
昨日のリピンスキさんに曲を捧げられたパガニーニさんが、お返しにリピンスキさんに捧げた曲が、本日ご紹介する曲です。超絶技巧がこれでもか、という感じで出てきます。
ジノ・フランチェスカッティさんはフランスのヴァイオリニスト。今年(2021年)が没後30年にあたります。パガニーニの専門家ということで、こういった技巧的な曲が得意だったのでしょう。本日の曲の演奏からもそれは十分伺えます。本日の曲はNMLには他に4名の方の演奏があるのですが、いずれも演奏時間が12~13分台。一人に至っては16分台でした。それと比べてフランチェスカッティさんは何と9分10秒で颯爽と弾ききっていらっしゃいます。
また、フランチェスカッティさんは、音色に特徴がありますね。明るくて輝いていて艶があって、聴いていてとても楽しい気分になります。晴れの日の朝に聴くとその一日幸せに過ごせそうな気がします。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/227621