一日一曲(203)キール:変奏曲とフーガ ヘ短調
本日は、今年生誕200年(1821年10月18日生)を迎えられたドイツの作曲家のフリードリヒ・キールさんの曲をご紹介します。
キールさんは早熟だったらしく、だれにも習っていないのに6歳でピアノを弾き、以降13歳頃までに結構な数の作曲をされていたそうです。
キールさんの作品では、室内楽が高く評価されていらっしゃるようなのですが、本日はピアノ曲をご紹介します。作品の半分はピアノ曲だそうです。
本曲は1861年作曲40歳の時の作品。ドイツの作曲家の「変奏曲」というと、ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」やブラームスの「ヘンデル変奏曲」が有名ですが、本曲は規模的にも内容的にもそれらの曲に匹敵する作品ではないでしょうか。本曲は残念ながら埋もれてしまっている曲ではないかと思いますが、「知られざる名曲」の一作品かもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/7731274