一日一曲(216)グレーナー:ピアノ協奏曲

 本日は、今年生誕150年(1872年1月11日生)を迎えられたパウル・グレーナーさんの曲をご紹介します。

 グレーナーさんはドイツの作曲家です。指揮者や教育者としても活躍されました。
 グレーナーさんの作品は、今日ではあまり聴かれることがありません。その理由は大きく二つありまして、ひとつは、1944年に自宅が戦争による爆撃で焼失し、自筆譜がほとんど失われてしまったこと、もう一つはナチスに協力したことです。ナチスから数々の栄誉を受けたり、1934年にはフルトヴェングラーの後を継いで帝国音楽院副総裁に就かれたとのことです。

 ピアノ協奏曲も埋もれてしまっている曲です。ただ、そうなったのは、ナチスへの協力という部分を差し引いても仕方がないかなあ、と感じます。第2楽章など、きれいだなあと思う部分もありますが、全体的にはあまりピンとこないというのが正直なところです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/4053859

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