一日一曲(219)シューマン:ピアノソナタ第2番ト短調

 本日はシューマンのピアノソナタ第2番です。

 シューマンは3曲のピアノソナタを残していますが、いずれも20代に作曲されています。あまりソナタの形式と作風が合わなかったのかもしれません。晩年のピアノソナタも聴いてみたかったですが…。
 
 第2番は、リストかな?と思うくらい、激しく技巧的な部分が多い曲です。第2楽章や第4楽章の遅い部分など、シューマンらしい幻想的な雰囲気もありますが、いつものシューマンとは少し違った趣があります。

 本曲は有名曲ということもあり、たくさんの録音があります。その中から本日はウラディミール・セリヴォヒンさんの演奏を選びました。セリヴォヒンさんは1946年ウクライナ生まれのロシアのピアニストです。モスクワ音楽院でオボーリンに師事したそうです。1967年のブゾーニ国際ピアノコンクールでは1位なしの2位に入賞されたそうです。
 迫力満点で、技術も申し分なし。良い演奏だと思います。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/7614557

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