一日一曲(231)ユロフスキ:交響的絵画「ロシアの画家」
本日は、今年没後50年(1972年1月26日没)を迎えられたウラディーミル・ミハイロヴィチ・ユロフスキさんの『交響的絵画「ロシアの画家」』をご紹介します。
ユロフスキさんは1915年ウクライナ生まれで、ソ連で活躍されました。
画家の作品をモチーフとした曲では、同じロシアの作曲家ムソルグスキーの「展覧会の絵」が有名ですが、本曲も7つの部分(7枚の絵画)からなる大作です。
7つの各部分で採り上げられている画家と作品は以下の通りです。
1 イサーク・レヴィタン 「永遠の平和の上に」
2 ヴィクトル・ヴァスネツォフ「灰色の狼に乗ったイワン王子」
3 イワン・クラムスコイ「見知らぬ女」
4 ワシーリー・スリコフ「ストレルトシー処刑の朝」
5 コンスタンチン・コローヴィン「冬」
6 ヴィクトル・ヴァスネツォフ「アリョーヌシカ」
7 ボリス・クストーディエフ「マースレニツァ」
絵画と音楽とを両方見聞きしながら鑑賞すると、なかなか面白いです。絵画からの作曲者のインスピレーションや感覚が良くわかります。
ヴィクトル・ヴァスネツォフ差さんが2回取り上げられていますが、作曲者の大のお気に入りの画家だったのでしょうか。
個人的には、最初の「永遠の平和の上に」が絵画も音楽も好みでした。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/4164203