一日一曲(241)ヒンデミット:ヴァイオリンソナタニ長調

 本日はヒンデミットさんのヴァイオリンソナタをどうぞ。

 ヴァイオリンソナタニ長調はヒンデミットさん23歳の時の作品。本曲は作品番号11の2でして、
同時に11の1の変ホ長調のヴァイオリンソナタも作られています。そのほか、ヒンデミットさんはホ調調とハ調調のヴァイオリンソナタを2曲、無伴奏ヴァイオリンソナタも2曲作られています。これだけ作品があるのに、演奏される機会が少ないのは残念です。

 ヒンデミットさんはメロディが独特だなあ、と感じます。やや意識的に「きれいでない」メロディを作っているんじゃないかと勘繰っているのですが…。第1楽章のメロディなども、口ずさむにはちょっと難しいメロディですよね。口ずさめないというのは、親しみやすさの欠如にもつながるのではないかな、と感じていまして、そんなところもヒンデミットさんになかなか陽が当たらない理由なのかもしれません。それでも第2楽章の静かな流れはヒンデミットさん独特の雰囲気はあるものの、ぐっと引き込まれる感じがします。
 第3楽章は打って変わって分かりやすい行進曲。元気にハッピーエンド!といったところでしょうか。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/3452948

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