一日一曲(245)雁部一浩:八木重吉による三つの歌曲
本日は昨日詩人八木重吉さんの詩による歌曲をご紹介したので、その第二弾です。本日は雁部一浩さんの曲です。
雁部さんは、東京理科大の物理学科を卒業されていらっしゃるという、音楽家としては珍しい経歴の持ち主です。作曲家及びピアニストとして活躍されていらっしゃるようです。
「八木重吉による三つの歌曲」は、1980~81年に作られました。詩集「貧しき信徒」より「悲しみ」「響」「風が鳴る」の三篇を選んで歌曲にしたものです。八木重吉さんの詩は二~三行の短い詩が多いので、曲も必然的?に短いものになります。
個人的には第二曲「響」が印象に残りました。
響 八木重吉
秋はあかるくなりきった
この明るさの奥に
しずかな響があるようにおもわれる
ピアノ伴奏は作曲者自身が担当されています。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/6821543