一日一曲(247)川本研一:歌曲集「はまなす」より第2曲「うつくしいもの」

 本日は八木重吉特集第四弾です。本日は川本研一さんの歌曲をどうぞ。

 川本さんは、東京音大を卒業後、小学校の音楽教師となり、退職後に本格的に作曲活動に入られたそうです。こんな記事を見つけましたので、いかにリンクを記しておきます。

<ひと ゆめ みらい>川本研一

 「うつくしいもの」は歌曲集「はまなす」の第二曲目です。この歌曲集は、タイトルの「はまなす」の俳句の作者である石川啄木さんなど、合計11名の詩人・歌人の作品を歌曲にしています。
「うつくしいもの」は、(八木重吉特集第一段(2022/2/8))で、木下牧子さんも歌曲を作られていました。比べて聴いてみるのもたのしいかもしれません。詩を再掲しておきます。

うつくしいもの              八木重吉

わたしみづからのなかでもいい
わたしの外の せかいでも いい
どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか
それが 敵であつても かまわない
及びがたくても よい
ただ 在るといふことが 分りさへすれば、
ああ ひさしくも これを追ふにつかれたこころ

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/5876656

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