一日一曲(248)畑中良輔:八木重吉による五つの歌
本日は、八木重吉特集の最終日です。本日は、今年生誕100年(1922年2月12日生)を迎えられた畑中良輔さんの歌曲集をご紹介します。
畑中さんは、バリトン歌手が本業?のようですが、音楽教育者、作曲家、詩人など多方面で活躍されていらっしゃる方です。「八木重吉による五つの歌」もご自身で歌われるために作られたのではないかと思います。
「秋の空」「素朴な琴」「秋」「雨」「夕焼」の五編が八木重吉の様々な詩集及び詩稿から選ばれて5曲からなる歌曲集にまとめられています。
個人的には第4曲「雨」に心打たれました。
雨 八木重吉
雨のおとがきこえる
雨がふってゐたのだ
あのおとのようにそっと世のためにはたらいてゐよう
雨があがるようにしづかに死んでゆこう
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/6821729