一日一曲(260)ミャスコフスキー:交響曲第27番

 本日はミャスコフスキーさんの交響曲をどうぞ。

 ミャスコフスキーさんはワルシャワ近郊生まれのロシアの作曲家です。10代の頃からロシア(サンクトペテルブルクなど)に移り住み、以後ロシア(ソ連)で活躍されました。

 ミャスコフスキーさんもジダーノフ批判で槍玉に挙げられた作曲家の一人です。本曲はその批判からの名誉回復のために書かれた曲でした。ただ、曲は完成したのですが、ミャスコフスキーさんは初演を待たずに亡くなられました。その後、無事初演が行われ、ミャスコフスキーさんの名誉は回復されることとなりました。
 第1楽章のいくぶん憂いを帯びたメロディや、のどかな美しさに溢れる第2楽章などが印象に残ります。特に第2楽章はこれだけ取り出して聴くのもありでしょう。第3楽章はこれまでに現れたメロディが回想される中、行進曲風のメロディが現れ、盛り上がって終幕となります。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/147693

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