一日一曲(288)ヒンデミット:オルガンソナタ第2番

 本日はヒンデミットさんのオルガンソナタをどうぞ。

 ヒンデミットさんは、オルガンソナタを3曲書いていますが、個人的に一番のお気に入りの第2番をご紹介します。第1番も第3番も魅力的な曲ですが、2番がメロディもはっきりしていて最初に聴くにはオススメと思います。

 第1楽章は、オルガンらしい華やかな出だし。数段の鍵盤をフルに使い、音色の変化も鮮やか。途中は両手を交差しながら演奏する部分などもあり、演奏を見るのも面白い曲です。
 第2楽章では、息の長いゆったりとしたメロディを中心に展開していきます。牧歌的ですが、そこはかなとなく漂う不安感が作曲当時(1937年作曲)の時代を反映しているといえるかもしれません。
 第3楽章はフーガ。この楽章は玄人向けかもしれません。パッと聴いてもちょっとよくわからない部分が多いです。楽譜を見ながら聴くと、構造がはっきりと分かって面白さも増加するように思います。

 いくつか聴いた中で、一番パリッとした演奏をご紹介します、

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/6217615

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