一日一曲(290)ヒンデミット:オーボエソナタ

 本日のヒンデミット特集は、オーボエソナタです。

 ヒンデミットさんは楽器の特徴をつかむのがうまいと感じます。本曲の第1楽章の主題、ちょっとおどけたようなメロディですが、オーボエの音色と良くマッチしています。第2楽章は緩急緩急の構成。出だしはちょっとおどろおどろしい感じがするのですが、オーボエの朗らかな音色がそれを打ち消すように働いていて、さほど不気味な感じはしません。続いてはテンポがあがり、ピアノとの華々しい掛け合いとなります。その後また同じような緩急が繰り返されますが、最後は宗教終止に似たような感じで感動的に幕が下ります。

 この曲もたくさんの演奏がありますが、本日は日本人のオーボエ奏者の演奏をどうぞ。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/4376713

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