一日一曲(291)ヒンデミット:バスチューバソナタ

 ヒンデミットのソナタ特集、本日はバスチューバソナタをご紹介します。

 本曲は、数多のソナタの一番最後に作曲されました。ヒンデミットさん60歳の時の作品です。
 本曲はこれまでのソナタの作風とはちょっと変わっていて、12音音楽に近い形で作曲されています。12の音全てを使ってメロディを構成しているのですが、純粋な十二音音楽では12の音を1回ずつ使って主題を構成するのに対して、ヒンデミットさんは何音かは繰り返し使っています。楽器の特性も考えてメロディを作ったと思うのですが、跳躍の多い音型となっていて、ロマン派などのメロディに慣れているとちょっと?かなり?奇妙に聴こえます。
 全体的にはちょっととっつきにくい曲かもしれません。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/2219265

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