一日一曲(296)ヒンデミット:4本のホルンのためのソナタ

 本日のヒンデミット特集は、4本のホルンのためのソナタです。
 
 ホルン4本のソナタというのは、珍しい曲です。ヒンデミットさん、よくこの編成でソナタを作曲したな、と思います。もしかしたら、委嘱があったのかもしれません(推測です、未確認)。1952年、作曲者57歳の時の作品です。ホルン類のソナタとしても、ソナタ全体としても最後の方の作品となっています。ヒンデミットさんの作品は、晩年に行くほどとっつきにくい感じがします。メロディなどがはっきりしなくなってきたり、作品の作りがより巧緻に複雑になっているように感じます。ソナタ群も1930年代や40年代初めの頃の作品の方が聴きやすいというのが個人的な感想です。本曲、私はまだぴんと来ていない部分が多いのですが、聴き込んでいるうちにしたしみがもてるようになるかなあ、と考えています。

 本日は日本のホルン奏者のみで構成された室内楽団の演奏で。ジャパン・ホルン・クァルテットは、バイロイト音楽祭でも演奏経験がある、世界が認めたホルニスト山岸博が日本の第一線のオーケストラで活躍するホルンプレーヤーと共に1999年に結成した団体です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヒンデミット:4本のホルンのためのソナタ(演奏:ジャパン・ホルン・クァルテット)

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