一日一曲(300)ヒンデミット:ヴィオラソナタ(1939)

 本日のヒンデミット特集は、ヴィオラソナタです。

 ヒンデミットさんはヴィオラソナタを3曲書いています。最初の曲が1919年に書かれていて、作品番号11-4。次の曲が1922年の作で作品番号25-4。本日ご紹介するソナタが一番最後に書かれたもので1939年の作で作品番号は?(なしなのか、よくわかりません)。1939年のソナタと紹介されることが多いようです。
これら3曲のヴィオラソナタ、作曲者のお得意の楽器での作品ということもあるのでしょうか、どれもそれぞれ独自の個性が光っていて魅力的です。
 1939年のソナタは、少し暗い曲です。出だしから「不安」が大きな図体で迫りくるような雰囲気で、気楽に聴くのはちょっと難しい曲かもしれません。4楽章形式ですが、共通して使われている断片などもあり、曲に統一感があります。
 個人的には、第4楽章がカッコイイ!特に最後の50秒あたりの盛り上がりが最高です。

 本日は自作自演盤です。もともとヒンデミットさんはヴィオラ奏者でもありますので、こちらも本職。録音が1939年ですから、ほぼほぼ初演なのではないでしょうか。少々録音が古くて聴きづらいですが、貴重な資料です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヒンデミット:ヴィオラソナタ(1939):自作自演

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