一日一曲(304)ヒンデミット:ヴィオラ・ダモーレ小ソナタ

 本日のヒンデミット特集は、ヴィオラ・ダモーレ小ソナタです。

 「ヴィオラ・ダモーレ」は、バロック時代(特に17世紀の終わりから18世紀の前半)に用いられた、6ないし7弦の演奏弦と同数の共鳴弦を持つ擦弦楽器です。全部で14本の弦が張られていることになります。肩に乗せて演奏するので、演奏する格好はちょうどヴァイオリンやヴィオラと同じような感じになります。
 よくこんな珍しい楽器のソナタを書いたなあ、と思います。本曲、演奏される機会は相当少ないのではないでしょうか。まず演奏者がそんなに存在しているわけではないと思います。私は実物を実際に見たことはありません。ヒンデミットさんの近くに演奏家がいらっしゃったのか、ヒンデミットさん自身がこの楽器を弾いていたとか、このソナタを書くきっかけになった原因は何なのか、興味深いところです。
「小ソナタ」とあります通り、10分程度の短い曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヒンデミット:ヴィオラ・ダモーレ小ソナタ

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