一日一曲(314)クラフト:ティンパニ協奏曲第1番

 本日は、つい先日亡くなられた(2022年2月12日没)ウィリアム・クラフトさんの作品を紹介します。クラフトさんは1923年9月生まれとのことで、98歳の長寿を全うされました。

 昨日までヒンデミットさんの作品を中心にいろいろな楽器のソナタを紹介してきましたが、その他の楽器でもソナタや協奏曲がないかな、と探していましたら、結構見つかりました。
 クラフトさんは打楽器のティンパニで「ティンパニ協奏曲」を作られています。本日は「第1番」をご紹介します。第2番までは作曲されていらっしゃるようです。が、この題名からは第2番以降も作曲されているのかな、とだれでも容易に推測されるかと思います。どうなのでしょう。確認できていませんが、あるのであれば聴いてみたいところです。
 もともとクラフトさんはティンパニ奏者だったようで、ティンパニを主役とした作品を数多く作曲されていらっしゃいます。

 本曲、静かに始まりますが、そのうちティンパニやオーケストラが吠えまくります。第2楽章は静かな流れ。第3楽章はまた吠える部分が多い展開となります。ちょっと現代音楽的な、訳の分からない雰囲気も曲全体でかもしれだされていますが、第3楽章の最後の方の盛り上がりは圧巻です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
クラフト:ティンパニ協奏曲第1番
 演奏後の嵐のような拍手、印象的です。

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