一日一曲(317)ブダーシュキン：ドムラ協奏曲

　本日は「ドムラ」という楽器の協奏曲です。

　「ドムラ」は、ロシアの弦楽器です。3本もしくは4本のスチール弦を張った楽器で、共鳴板は丸い形をしています。はあ、言ってみれば三味線のロシア版です。

　作曲者のニコライ・ブダーシュキンさんは1910年生まれ1988年没のソ連の作曲家です。スターリン賞を2度獲得されていらっしゃるとのことです。

　曲は3楽章形式。ロシア民謡をふんだんに取り入れた作品となっています。第1楽章では有名な「1週間」が一番最初の部分から使われています（ほかにどんな民謡が使われているのかは、残念ながら私にはわかりませんでしたが）。全体的に「楽しい曲」「親しみやすい曲」と言えるでしょう。民謡がふんだんに使われているということは、いわゆる「庶民」（ソ連流に言うと「人民」？）に分かりやすい曲ということを意識してつくられたのかもしれません。

NML（ナクソス・ミュージック・ライブラリ）より（NML会員以外の方でも無料で試聴できます）
ブダーシュキン：ドムラ協奏曲

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