一日一曲(329)サムコフ:ヴィブラフォン協奏曲第2番
昨日はマリンバとヴィブラフォンが独奏楽器でしたが、本日はヴィブラフォンのみが独奏の協奏曲をご紹介します。
作曲者はノルウェーの作曲家、1952年生まれのシェル・サムコフさんです。打楽器奏者としても活躍されていらっしゃるようです。本曲のヴィブラフォンの演奏者として活躍されているかどうかは未確認ですが、割と作曲者と近い位置にいる楽器と言えるでしょう。サムコフさんの作品には打楽器関連の曲が多いようです。
曲は5楽章でできています。メロディラインが少しわかりづらく、パッと聴いてあまりとらえどころがない感じがいたします。こういった曲はメロディを追うというより、楽器の出す音の響きなどに注目して聴くと面白く聴けるかもしれません。個人的には第4楽章の途中からと第5楽章の速い部分、ヴィブラフォン奏者の腕の見せ所と言った感じの部分が特に面白く感じました。
本曲は「第2番」ということですが、第1番や第3番(作曲されているのか不明ですが…)も聴いてみたいところです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
サムコフ:ヴィブラフォン協奏曲第2番