一日一曲(332)マイヤー、ジョナサン:シタール協奏曲第2番
本日はシタールの協奏曲をご紹介します。珍しい曲です。
「シタール」は北インド発祥の民族楽器で、分類としては弦楽器となります。弦は全部で19本も張られています。
作曲者は1975年生まれのジョナサン・マイヤーさんです。お父様(ジョン・マイヤー)も作曲家で、インド・ジャズ・フュージョンズの共同創設者とのことです。
曲は3楽章で構成されています。インド風のメロディが中心となる第1楽章は曲全体の半分を占めています。ゆったりとした第2楽章では、終わりの方で音階のような音列が繰り返し奏でられますが、それが結構印象的です。個人的に面白かったのは第3楽章。なにか冒険映画のサントラに使われていそうな雰囲気の音楽です。こちら、7拍子(3拍子+4拍子)というちょっと珍しいリズムになっています。また、第3楽章は結構早いパッセージなども出てきていて、シタールとして高度な技術が要求されるのではないかと思います。本曲、第3楽章から聴いてみるのが入りやすいかもしれません。
シタール独奏は、作曲者自身。自作自演盤です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ジョナサン:シタール協奏曲第2番(シタール独奏は作曲者)