一日一曲(340)グールド、モートン:タップ・ダンサーと管弦楽のための協奏曲

 本日はさらに変わった協奏曲を。独奏はタップダンサーです。

 「タップ・ダンサーと管弦楽のための協奏曲」という曲です。タップダンサーの出す音が「演奏」という訳です。本曲はCDなどではなく、実演や動画などで見るとさらに楽しいかと思いますが、録音でも面白く聴けますね。

 作曲者のモートン・グールドさんは、1913年生まれ1996年没のアメリカの作曲家です。クラシック音楽以外にも、映画音楽・テレビ音楽・バレエ音楽・ジャズ音楽・ミュージカル音楽などあらゆるジャンルの作品を手がけました。
 本曲はグールドさんの友人のタップダンサー、ダニー・ダニエルズさんのために作られました。4楽章形式で全体で15分程度の曲です。どこも面白いですが、個人的な聴きどころとしては、第1楽章のカデンツ(独奏)部分。足がもつれそうな難所ではないかと思いますが、鮮やかな演奏を聴くと気分爽快になります。第1楽章の4分15秒あたりからです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
グールド、モートン:タップ・ダンサーと管弦楽のための協奏曲

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