一日一曲(346)ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲ハ長調
本日はピッコロの協奏曲です。
作曲者はアントニオ・ヴィヴァルディさん。「四季」の作曲者です。音楽の教科書にも出てきますから、どなたでもご存じの超有名作曲家さんですので、今更ご紹介の必要はないかもしれません。イタリア生まれでバロック音楽の大家です。協奏曲をおよそ600曲ほど作曲しているのをはじめ、オペラ、室内楽など合計すると1000曲は作られているのではないでしょうか。ものすごい多作家です。作曲のスピードも速かったらしく、本人曰く「写譜屋が写譜を行っている間に、協奏曲の全パートを作曲できる」とのことでした。ものすごい才能ですね。こういったエピソードはモーツァルトさんなどが有名ですが、ヴィヴァルディさんも引けを取りませんね。
高度なフーガなども作曲できる技術は持たれていたそうですが、劇場支配人・興行師と言った一面を持つヴィヴァルディさんはあえて「わかりやすい」曲を量産されていたそうです。
本日の曲の独奏楽器はピッコロですが、ソプラノリコーダーとあまり違わない感じです。本曲はリコーダー出も演奏されることがあるようです。本日は原曲どおりの楽器指定でお楽しみください。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴィヴァルディ:ピッコロ協奏曲ハ長調