一日一曲(353)ユオン:ソナチネ ト長調

 本日は今年が生誕150年(1872年3月6日生)を迎えられたスイス系ロシア人の作曲家、パウル・ユオンさんの作品を紹介します。

 ユオンさんは、主にドイツで活躍されました。生まれたのはモスクワで、モスクワ音楽院で学び、ベルリンに留学。一旦モスクワに戻ったのですが再度ベルリンに行き、そこからはドイツ、その後スイスで活躍されました。3歳下の弟さんは画家で、弟さんの方はロシアに定住されたようです。
 
 ヴァイオリニストでもあったので、ヴァイオリン曲が多いのですが、本日はピアノの小品を。
 「小さいソナタ」という意味合いの「ソナチネ」ですが、和声は厚く、作りもしっかりとしている感じで、と知らずに聴いていたら「ソナチネ」とは思わないかもしれません。
 第1楽章の主題、少し東洋っぽい節回しが出てきていて、ちょっと不思議な雰囲気を感じます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ユオン:ソナチネ ト長調

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