一日一曲(359)プシビルスキ :祝祭協奏曲

本日は2台のオルガンの協奏曲です。2台のピアノというのはよくありますが、2台のオルガンというのは相当珍しいのではないでしょうか。

オルガンは、ホールに1台の備え付け?ということがほぼほぼすべてではないかと思います。それを、2台のオルガンで演奏するなど、どうやったのかな、と疑問に思っていました。
これは、「ポジティブオルガン」という、持ち運び可能なオルガンを使用して演奏されたのだと思います。
(この場合のポジティブとは、持ち運び可能ということを指します。蛇足ながら、ネガティブオルガンというものはありません)
持ち運ぼ可能なオルガンがあるとは、本曲に出会うまで知りませんでした。

作曲したのはポーランドのオルガニスト・作曲家のダリウシュ・プシビルスキさん。1984年生まれの方です。

本曲は、5つの楽章から構成されています。順に、序曲、アリア、幻想曲、サラバンド、トッカータと題されています。個人的には第4楽章サラバンドがお気に入りです。
第1楽章序曲で一番最初に出てくるテーマが、第5楽章トッカータでも再現される、「循環形式」で構成されています。最後のトッカータは緊迫感があり、盛り上がりの中に終曲します。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
プシビルスキ :祝祭協奏曲

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