一日一曲(361)クーナウ:新クラヴィーア練習曲集第1巻よりパルティータ第7番ロ長調
本日は、没後300年(1722/6/5没)を迎えらえた、ドイツのオルガニスト・チェンバリスト・作曲家のヨハン・クーナウさんの作品を紹介します。
クーナウさんは、1684年(24歳)から聖トーマス教会のオルガニストを務め、その後1701年(41歳)のときに同教会トーマスカントル(「トーマス教会のカントル」という意味。カントルとは「キリスト教音楽の指導者」という意味です)の地位にのぼりつめ、以後死ぬまでその地位にありました。クーナウさんの後任のトーマスカントルは、かの有名なJ・S・バッハさんです。
バッハさんの一世代前の方にあたります。
本日ご紹介する新クラヴィーア練習曲集は、バッハさんに大きな影響を与えました。聴いてみると、確かに、後のバッハさんのパルティータを思わせるような曲でした。本日の第7番など、特にそんな雰囲気があります。
どちらかというと、クーナウさんの曲は、「素朴」な感じでして、バッハさんがより完成度を高めたように感じます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
クーナウ:新クラヴィーア練習曲集第1巻よりパルティータ第7番ロ長調