一日一曲(368)ティボ:夏は来たりぬ

 本日は、生誕100年(1922年6月12日生まれ)を迎えらえた、デンマークのオルガニスト兼作曲家のレイフ・ティボさんの曲をご紹介します。

 本曲は、テーマと6つの変奏から構成された曲です。このテーマですが、現存する最古のカノン(いわゆる「輪唱」、「おいかけっこ」です。同じメロディが少しずらした形で演奏されます)として知られるイギリスの声楽曲「夏は来たりぬ」のテーマを使っています。

<参考>夏は来たりぬ(古楽、声楽アンサンブル)
上記演奏のMP3ダウンロード

 ティボさんの曲では、テーマが出てくる前の出だしの部分がありまして、23秒あたりからテーマが演奏されます。古楽と比較してテンポが非常に遅く設定されています。
 そこからは、いろいろなテンポや音色で6つの変奏が奏でられます。第4変奏ではカッコウを模したと思われる音型が出てきます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ティボ:夏は来たりぬ(演奏:G. クロウ)

ティボ:夏は来たりぬ(MP3ダウンロード、演奏:J.D. ヒックス)

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