一日一曲(372)ダカン:かっこう
本日は没後250年(1772/6/15没)を迎えられた、フランスの作曲家、ルイ=クロード・ダカンさんの作品をご紹介します。
ダカンさんは、オルガンやクラヴサンの名手としても有名だったそうです。パリの音楽家・楽器製造家の一族に生まれ。幼少期から神童と呼ばれ、6歳でルイ14世のために御前演奏。12歳のときには、プチ・サンタントワーヌ教会オルガニストに就任。1727年、33歳の時には、ジャン=フィリップ・ラモーを出し抜き、サン・ポール教会オルガニストに就任、それから5年後にはコルドリエ教会オルガニストに就任した。1739年には王宮オルガニストに着任、1755年にはアントワーヌ・カルヴィエールの後を襲って、ノートルダム大聖堂オルガニストの称号を手にされたそうです。
なかなかのやり手だったという印象です。
本日の曲「かっこう」はクラヴサン曲集第1巻の中の1曲です。かっこうの鳴き声を模した音型が繰り返し出てきます。学校の音楽の時間にも採りあげられることが多い曲ではないでしょうか。私の小学校時代には旧食事の音楽にこの曲が使われていました。個人的に懐かしい曲です。
ML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ダカン:かっこう