一日一曲(426)アルナル:ピアノ三重奏曲

 本日は、「トルコ五人組」特集第2弾です。本日は、ハサン・フェリド・アルナルさんの曲をご紹介します。

 アルナルさんは、最初はアラブの伝統的な撥弦楽器「カヌーン」の奏者として、弱冠12歳でデビューしましたが、その後イスタンブール音楽院では西洋音楽に転向されたとのことです。その後ウィーンに留学し、研鑽を積み増した。帰国後はイスタンブールで劇場指揮者や音楽院の教員として活躍され、イスタンブール・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者やアンカラ国立歌劇場の音楽総監督を務められたそうです。

 カヌーンのための協奏曲なども作曲されていらっしゃるようですが、残念ながらNMLにはありませんでしたので、本日は西洋の楽器を使った、スタンダード?なピアノ三重奏曲をご紹介します。ヴァイオリンの幾分もの悲しさを秘めたソロで始まる本曲は、アラブとヨーロッパの音楽の均整の取れた融合であると言えるでしょう。特に最終楽章にそれを強く感じます。聴きやすい曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アルナル:ピアノ三重奏曲

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