一日一曲(438)バビン:練習曲第1番
本日は、没後50年(1972年3月1日没)を迎えらえたロシアのピアニスト兼作曲家、ヴィクトル・バビンさんの曲をご紹介します。
バビンさんは1909年にモスクワで生まれ、リガの音楽院を出たのち、ベルリンに留学。そこで知り会った同じくロシア出身のピアニスト、ヴィトヤ・ヴロンスキーさんと1933年からデュオを組み、1937年に結婚、翌年にはアメリカに亡命し、以降夫婦でアメリカを中心に活躍されます。
妻と二人で演奏するため、2台ピアノのための作品を多く書いたほか、2台ピアノ用の編曲も多数残されています。
本日の曲は練習曲第1番。こちらも2台ピアノのための曲です。華やかな出だしは、リストの超絶技巧練習曲の第1番を連想させます。本曲もリストの曲同様、高度な技術が要求されます。第1番しか録音がないのですが、何番まで作られているのか、その他の曲も興味深いところです。
演奏は自作自演であり、また夫婦演奏でもあります。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
バビン:練習曲第1番(自作自演、夫婦演奏)