一日一曲(459)ガウディバート:アルバムの綴り
本日は、没後10年(2012年6月28日没)を迎えらえたスイスの作曲家、エリック・ガウディバートさんの曲をご紹介します。
ガウディバートさんはスイスのレマン湖のほとりの街ヴェヴェイで生まれ、ローザンヌ音楽院でピアノと作曲を学びました。
ジュネーブとヌーシャテルで音楽教授として後進の指導にあたりつつ、管弦楽曲をはじめ多くのジャンルに多数の作品を遺されています。
本日の曲「アルバムの綴り」は、フルートと管弦楽のための曲で、一般的には「協奏曲」と言ってもよいかと思います。伝統的な3楽章形式又は4楽章形式ではなく、6つの楽章から構成されています。曲はシェーンベルクの提唱した12音音楽の影響が色濃く感じられます。ですので、美しいメロディが出てくるという感じの曲ではありませんので、少々とっつきにくいかもしれません。ガウディバートさんのアルバムに綴られているのは、ガウディバートさん独自の美学なのでしょうね。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ガウディバート:アルバムの綴り