一日一曲(470)フリード、グレゴリー:インヴェンションOp.46(抜粋)
本日は、没後10年(2012年9月22日没)を迎えらえたロシアの作曲家、グレゴリー・フリードさんの曲をご紹介します。
フリードさんは1915年にペトログラード(現在のサンクトペテルブルク)に生まれ、モスクワ音楽院で研鑽を積みました。第二次世界大戦の時には従軍経験もあるそうです。1980年代半ばまでは作品が確認できますが、それ以降はよくわかりません。1985年で70歳ですから、そのあたりで引退された可能性もあります。
本日の曲は「インベンション」。MMLには4曲の抜粋版しかありませんでした。インベンションは二声の器楽曲のことです。簡単に言うと、二人で歌う曲をピアノなどの器楽曲用にしたもの、となります。ちなみに歌い手が3人なら「シンフォニア」と呼ばれます。
4曲とも作曲者の優しい眼差しを感じる曲です。ちょっと腕に自信のある方なら弾いて楽しむことも十分可能な曲と思われます。全曲聴いてみたいですね。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
フリード、グレゴリー:インヴェンションOp.46(抜粋)