一日一曲(479)松下眞一:スペクトル第4番

 本日は、生誕100年(1922年10月1日生)を迎えらえた日本の作曲家、松下眞一さんの曲をご紹介します。

 松下さんは、数学者・物理学者・宗教学者・哲学者としても活躍されたそうです。1952年、30歳の時に書かれた数学の論文は高く評価されていらっしゃるそうです。また、1958年の二十世紀音楽研究所主催現代音楽祭作曲コンクールでは、武満徹さんと同着1位。異分野での活躍は並みの天才ではなくて超天才ですね。ただ、現在では作曲家としての松下さんは幾分忘れられた存在になっているような感じです。同着1位だった武満さんの国際的な名声と比較するとちょっと寂しい感じがします。

 本日の曲、「スペクトル第4番」は演奏時間約10分のピアノ曲です。いかにも「現代音楽」という感じの曲です。ちょっととっつきにくい感じですね。天才の考えていることは凡人には理解しがたいのかもしれません。本曲、もしかしたら数学的な面や宗教的な面でもいろいろと深い意味を込めて創られているのかもしれません。そのあたり、詳しい解説があると本曲にもより親近感が増すと思うのですが…。

 

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
松下眞一:スペクトル第4番

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