一日一曲(489)マクベス、ウィリアム・フランシス:ライオンの檻の中のダニエル
本日は、没後10年(2012年1月6日没)を迎えらえたアメリカの作曲家兼指揮者、ウィリアム・フランシス・マクベスさんの曲をご紹介します。
マクベスさんは1933年にテキサス州ラボックに生まれ、自国内のいろいろな大学で音楽を学びました。1957年からアーカンソー州のワシタ・バプテスト大学で教鞭を執り、またリトルロックのアーカンソー交響楽団で指揮者を務められました。
作曲家としては、1963年に『交響曲第3番』でハワード・ハンソン賞を受賞されています。
1993年-1994年アメリカ吹奏楽指導者協会会長を務められるなど、吹奏楽の分野の活躍されていらっしゃいます。
本日の曲、「ライオンの檻の中のダニエル」は、旧約聖書のダニエル書第6章に書かれている物語を基にした曲です。主人公ダニエルさんは、敵の策略にかかり、ライオンの檻の中に一晩入れられることになります。ですが、敵の思惑は外れ、翌朝ダニエルさんは無傷で檻から出てきた、という内容です。
特に檻の中でライオンと華々しい戦いが繰り広げられるわけではなく、神様がライオンの口を堅く閉ざしていたのが無傷の理由だったのですが、マクベスさんの曲を聴いていると、なんだか檻の中で激しい戦いが繰り広げられたような印象を受けます。いかがでしょうか?
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
マクベス、ウィリアム・フランシス:ライオンの檻の中のダニエル