一日一曲(501)コーク、ロジャー・サチェヴァレル:前奏曲第1番Op. 33の1

 本日は、没後50年(1972年10月23日没)を迎えらえたイギリスの作曲家兼ピアニスト、ロジャー・サチェヴァレル・コークさんの曲をご紹介します。コークさんは1912年生まれですので、生誕110年にもあたります。

 コークさんは、ピアノ協奏曲を6曲、交響曲及び交響詩を計6曲など、かなりの作品を創られたのですが、残念なことに多くの作品は埋もれてしまっています。今後再発見・再評価が待たれる作曲家と言えるでしょう。

 本日の曲は、前奏曲集として作曲された、作品33(11曲)と作品34(13曲)の一番最初の曲に当たります。豪華絢爛な本曲は、技術的にも超絶技巧が要求される曲集の始まりにふさわしい音楽と言えるでしょう。コークさんのご友人が、22歳年上の名ピアニスト、モイセイヴィッチさん、39歳年上のセルゲイ・ラフマニノフさん(超有名ですね。作曲家&ピアニスト)というのも、本曲を聴けばうなずけるのではないでしょうか。なお、コークさんは自身の交響曲第2番をラフマニノフさんに献呈されていらっしゃいます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
コーク、ロジャー・サチェヴァレル:前奏曲第1番Op. 33の1

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