一日一曲(510)ラフマニノフ、セルゲイ:組曲第2番

 本日は、昨年(2021年)11月1日に亡くなられたピアニスト、ネルソン・フレイレさんの1周忌に当たりますので、追悼ということで取り上げました。

 本日の演奏は、個人的にフレイレさんの演奏の中で一番好きなものです。本曲、2台のピアノのための作品でして、フレイレさんの独奏ではありません。
この演奏は本曲の演奏の中で最も素晴らしい演奏だと感じています。この演奏を聴いたことが、クラシック音楽が好きになるきっかけとなりました。大恩人の方が亡くなられて、昨年はとても寂しい思いがいたしました。

 第1楽章のきらびやかさ!!遅いテンポでしっとりと光れている演奏もありますが、本演奏の軽快なテンポのほうがこの曲の持つ魅力がより露わになるように思います。第2楽章の夢見るようなワルツ、甘いロマンスと情熱の高まりに満ちた第3楽章、激情溢れる第4楽章のタランテラ。どこをとっても完璧!文字通り本曲の「レコード」として永久に残ることでしょう。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ラフマニノフ:組曲第2番

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