一日一曲(525)オルウィン、ウィリアム:インドの音階による前奏曲とフーガ

 本日は昨日ご紹介した作曲家カーウィゼンさんの夫である、イギリスの作曲家兼指揮者兼フルート奏者、ウィリアム・オルウィンさんの曲をご紹介します。

 オルウィンさんは1905年にノーサンプトンシャー州ノーサンプトンに生まれました。幼いころよりピッコロの演奏に興味を示していたそうで、程なく音楽の勉強をはじめ、15歳で王立音楽アカデミーに入学。フルートと作曲を学び始めます。フルートの腕前は相当なもので、一時はロンドン交響楽団の首席奏者と務められていたそうです。その後、1926年より1955年まで王立音楽アカデミーで作曲の教授を務める。この時に弟子となったカーウィゼンさんと1961年に結婚しました。オルウィンさん55歳、カーウィゼンさんは39歳でした。
 5つの交響曲と2つのオペラ、様々な協奏曲、弦楽四重奏曲など、クラシックの多分野に多くの作品を遺されています。音楽のほかにもいろいろな才能に恵まれていたようで、言語学者、詩人、美術家としても活躍されていたようです。

 本日の曲、「インドの音階による前奏曲とフーガ」はピアノの小品です。ちょっと東洋風なメロディが印象的です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
オルウィン、ウィリアム:インドの音階による前奏曲とフーガ

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