一日一曲(543)ハーヴェイ、ジョナサン:俳句
本日は、没後10年(2012年12月4日没)を迎えらえたイギリスの作曲家、ジョナサン・ハーヴェイさんの曲をご紹介します。
ハーヴェイさんは1939年にサットン・コールドフィールドで生まれ、ケンブリッジ大学セントジョンズ・カレッジで音楽を学びます。シェーンベルクやベルク、ブリテン、メシアンらの影響が入り混じっていた活動初期の作風から、現代音楽の巨匠シュトックハウゼンに影響された中期の作品群など、多くの作品を遺されています。
本日の曲、「俳句」は、もしかしたら『世界一短い曲』かもしれません。ピアノ曲ですが、ピアニストが指を動かすのは約2秒間のみ!あとは残響が消えるに任せているような感じで、NMLでは30秒間の録音時間をとっていますが、実質は2秒の曲です。
タイトルが示す通り、日本の俳句の短さをピアノ曲に応用したということなのでしょうが。さて、皆様の評価は?個人的には発想は面白いですが、ちょっと「曲」としてはあまり面白くないなあ、というのが率直なところです。変わった曲として、「話題になる曲」という位置づけになるかと思います。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ハーヴェイ、ジョナサン:俳句
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