一日一曲(559)ミルゾイアン:詩曲

 本日は、没後10年(2012年10月5日没)を迎えらえたアルメニアの作曲家兼、エドヴァルド・ミカエリ・ミルゾイアンさんの曲をご紹介します。

 ミルゾイアンさんは1921年にジョージア州ゴリで生まれました。エレバン音楽学校、コミタス国立音楽院で学び、1941年に卒業しますが、直後の1942年に軍に徴兵されることになります。そこでミルゾイアンさんは愛国心が強い戦争関連の歌を多く作曲されています。1948年からは母校エレバン音楽院の教授となり、1965年には作曲部門の責任者に就任します。また、1950年代後半から1991年までアルメニア作曲家連合の会長として活躍されました。他方、アルメニア平和財団の会長も兼務するなど、作曲家以外としても多彩に活躍されてりらっしゃいます。アルメニアの切手にもミルゾイアンさんの肖像が使われていらっしゃいます。

 本日の曲「詩曲」ば演奏時間6分程度のピアノ独奏曲です。「詩曲」というと、少しふわふわした雰囲気で、メロディアスな曲をイメージされる方が多いのではないかと思いますが、本曲はそう思って聴くと意表をつかれます。武骨で激しい表現が多い曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ミルゾイアン:詩曲

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