一日一曲(560)ティリエ、モーリス:フルート協奏曲

 本日は、没後50年(1972年9月28日没)を迎えらえたフランスの作曲家、モーリス・ティリエさんの曲をご紹介します。

 ティリエさんは1906年にパリ近郊のムーランで生まれました。パリ国立高等音楽・舞踊学校で学び、卒業後は映画音楽の作曲を中心に仕事を行いました。オペラや協奏曲などでも多数の作品を遺されていらっしゃいます。当時流行りのドビュッシーさんを中心とした「印象派」や、ラヴェルさんなどに代表される「新古典主義」とがうまく融合された音楽を多数作られています。

 本日の「フルート協奏曲」は1959年、作曲者53歳の時の作品です。聴きやすいメロディや和声で構成されています。楽し気な雰囲気の第1楽章と第3楽章に第2楽章が挟まれています。もっと広く演奏されてもいい曲のように思いますが、古今の名作のフルート協奏曲とはどこがどう違うのでしょうかね?ライバルの曲が多くて目に留まりにくいということが大きな原因なのかもしれません。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ティリエ、モーリス:フルート協奏曲

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