一日一曲(563)ベネット、リチャード・ロドニー:5つの練習曲
本日は、没後10年(2012年12月24日没)を迎えらえたイギリスの作曲家、リチャード・ロドニー・ベネットさんの曲をご紹介します。
イギリスの作曲家。映画音楽の仕事が有名で、演奏会用作品同様にジャズ演奏も行った。
ベネットさんは、1936年にロンドン南東のケント州に生まれ、王立音楽アカデミーで音楽を学びます。その後パリで現代音楽の巨匠ピエール・ブーレーズさんに弟子入りして2年間パリで学ばれています。母校王立音楽アカデミーやアメリカのピーボディ音楽院で後進の指導に携わる傍ら、作曲家として活動されました。1979年以降はニューヨークに住まわれたそうです。それでもイギリスからは勲章を授与されていらっしゃいます。
主に映画音楽の分野で作品を遺されています。ただ、映画音楽は演奏会用の作品より「下」と位置付けていらしたようです。生活のための仕事という意識だったのかもしれませんね。 また、ジャズがお好きで、自らジャズの演奏もされていらしたそうです。
本日は「5つの練習曲」。ピアノ独奏曲です。1964年、作曲者28歳の時に作られました。一つ一つは1分~2分半程度の短い曲です。どれも暗めの雰囲気の曲です。
作曲者自身の演奏でどうぞ。1971年、作曲者35歳の時の録音です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ベネット、リチャード・ロドニー:5つの練習曲(自作自演)